この講座で和楽器をすみずみまでご指導いただく眼龍義治先生は,1937年富山県高岡市のお生まれ。
高校生のころから作曲家を志し,東京芸術大学(音楽学部作曲科)に入学。
作曲を池内友次郎,島岡譲,三善晃,指揮法を渡辺暁雄,箏と三味線を上木康江の各氏に師事しました。
 
眼龍先生は,作曲家アラン・ホヴァネス氏のアシスタントとして渡欧するなど,国際的に活躍するかたわら,尚美学園にて31年間,後進を指導。
情熱あふれる指導には定評があり,「ガンちゃん先生」として,多くの教え子たちから慕われました。
 
ジャワガムランを第一人者の佐藤まり氏に師事したり,中国音楽を孫玄齢氏に学んだりするなど,眼龍先生の異分野への興味と好奇心は,今なお旺盛です。
しかし,その範囲は音楽にとどまらず,趣味の茶道(裏千家・宗碧),剣道,弓道 ,写真,スキーは玄人はだし,ちょっとそこまで,いやいや,北海道の仕事でも中型バイクでひとっ走り・・・!! 
先生のバイタリティには,本当に敬服です。
 
1999年から2004年までNPO法人邦楽教育振興会に所属し,現在は和楽器教育普及のための研修会を行うほか,子供たちのための楽しい合奏曲を作・編曲しています。
特に和楽器と教育現場にある楽器を組み合わせた音楽の創作に意欲を燃やしています。