時評 平成の教育
時評 平成の教育 1989~2000
- 下村哲夫著
- A5判 336頁
- 2000年10月 発行
- ISBN 978-4-316-34490-4
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商品内容
「不透明な時代」といわれる平成日本の教育界の動きに対応し、その時々に書かれた時評を集成。教育改革、情報開示、国旗・国歌の問題、不登校やいじめ、教師の不祥事や体罰事件、少年犯罪など、さまざまな事件や問題を通して、その時何が起き、何が問題とされたのかが概観できる。
目次
天皇をどう教えるか/教師ともあろうものが!/家庭訪問・指導要録・情報化/初任者研修の本格実施に望む/高校「教務内規」の見直しを/「怠け者礼讃」の時代/家永第三次訴訟の判決は出たが…/日の丸は揚がったが…/安東中学体罰事件その後/管理主義批判にどう応えるか/「いじめ」自殺と登校拒否/法は裏口入学を保護しない/ミステリーの中の学校/いじめ裁判・答案改ざん・そして大量留年/「裸測定」はいや/情報開示の建前と本音/学校五日制は今後の方向だが…/丸刈りとパーマ/バイク訴訟最高裁判決/平常点の開示請求/玉置訴訟判決に思う/「児童の権利条約」の政府訳/教育学の不人気/電気ショック体罰-この奇妙な事件/高校改革は適格者主義の精算から/私立学校と学習指導要領/業者テスト追放の波紋/私学助成は違憲か/子どもがいなくなる!/自主トレは「学校の管理下」外/子どもオンブズマンと鞍馬天狗/普通学級に入りたい!/「悪魔ちゃん」騒動/ベッドの中の民主主義?/「開示はするが,訂正はしない」?/遅刻常習の助教授はクビになったが/信仰上の理由で格技拒否/阪神大震災に思う/知的障害児の評価をどうする/オウムのエリートたち/学校統廃合の答申を終えて/裏金騒動のウラ/「教育バカ」の勧め/「つまらない授業」考/「生きる力」と「ゆとり」/O-157騒動の波紋/規制緩和と教育改革プログラム/なぜそれまでして中高一貫なのか/「透明な存在」を生み出すもの/「心の教育」のいかがわしさ/学歴過剰時代の到来/教師刺殺事件のショック/入学式騒動の意味するもの/中等教育学校の船出を前に/補助機関となった職員会議/舵を取る校長と学校評議員/「学級崩壊」/国旗・国歌で校長が自殺/大学生の「学力」は低下したか/春奈ちゃん事件/オウムの子も世間並みの学校へ/「教育改革国民会議」を嗤う/障害者に教職の道を/「神の国」・日本/翻弄される教育基本法 他




