共に学びを創る

共に学びを創る 学びの質が授業を変える
- 静岡大学教育学部附属浜松小学校
- A5判 並製 216頁
- 2011年4月 発行
- ISBN 978-4-316-80319-7
- 品切れ
- 読者対象:教師,学生
商品内容
常に目の前の子どもの実態から出発する,静岡大学附属浜松小学校の教育。
その研究成果を1冊にまとめました。
モジュールの運用,学校全体で取り組む「生活創造」など,さまざまな先駆的取り組みを紹介します。
たとえば,附属浜松小学校では,
15分を1モジュールとし,休み時間や清掃時間を全て15分単位にしています。
それだけで,3モジュールの授業を5モジュール(75分)にするといった
柔軟なカリキュラムが容易に実現します。
ほか,ダイナミックな工夫が随所に登場します。
目次
序文 静岡大学教育学部長 山本章
まえがき
「わかる授業」で「確かな学力」を ―自己内対話の習慣と力を基盤として
中央教育審議会教育課程部会長・環太平洋大学学長 梶田叡一
「わかる」授業の実現に向けて
筑波大学大学院教授 田中統治
教師にとって授業研究とは何か
慶應義塾大学教職課程センター教授 鹿毛雅治
第1章 学びの質を高めるために
1 本校教育研究のめざすもの ―共に学びを創る―
2 授業実践に向けて
3 授業を構想する
4 授業を検討・評価する
第2章 子どもが「わかる」姿をめざす授業
1 言葉にこだわりをもち,豊かな言語生活を送ろうとする子どもを育む国語科
2 様々な見方から社会を捉え,よりよい社会像を思い描こうとする子どもを育む社会科
column 保健室日記 心も磨く~A男の素直な行動から~
3 事象を数理的に捉え,論理的に考察することの楽しさを味わえる子どもを育む算数科
4 自然の事象を科学的に捉えようとする子どもを育む理科
column 教師の力量アップ 研究授業は授業説明から
5 対象や仲間とのかかわりを深め,自分らしさを発揮しようとする子どもを育む生活科
6 音楽に対する感性を大切にしながら表現し,音楽のよさを味わおうとする子どもを育む音楽科
column 教師の力量アップ 授業記録
7 より美しい造形表現を追究していこうとする子どもを育む図画工作科
8 家庭生活に自らかかわっていく子どもを育む家庭科
column 保健室日記 自分の健康は,自分で守ろう!
9 運動することのよさに気付き,進んで体を動かそうとする子どもを育む体育科
10 自ら学びを創ろうとする子どもを育む総合
column 外国語活動 “Why do we have to study English?”
第3章 学びの質を高め,支える生活創造
1 仲間とのかかわりを深めながら,自分らしさを発揮しようとする子どもを育む生活創造
2 生活創造カレンダー
3 プロジェクト活動
column 教育課程 創意ある教育課程の編成 ―モジュールの運用―
あとがき