教育情報誌 学びのチカラ e-na!! vol.7 (小学校版)
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5年6年❷取材した防災資料館のかたの写真を右側に掲示し、「人の働き」が見える工夫を行い、そこに住む人々の願いや思いを捉えられるようにします。❸土地改良の広がりの視点で考える資料と、年表など時間の経過の視点で変化を捉える資料を関連づけて人々の営みを考え、話し合ったことを板書して、問いについての考えをまとめるようにします。❷児童が調べたことを共有する際に、検地と刀狩令を中心に秀吉の取り組んだ業績の意味を考える学習活動を設定します。その社会的事象の意味(秀吉に富と権力が集まる)を中心に据えた構造的な板書をすることで、それぞれの業績とその意味を児童が関連づけて考えやすいようにします。社会教科の視点❸まとめでは、重要な知識を確実に獲得できるように、秀吉が天下統一に果たした役割について検地や刀狩令の言葉を使って文章で説明します。【引用文献】・令和6年度版『小学社会 5』教育出版【引用文献】・令和6年度版『小学社会 6』教育出版・2024年『社会科資料集6年』光文書院111 本時(2/6時)のねらい 低地で暮らす人々は水害を克服する取り組みを続け、自然環境に適応してきたことを理解できるようにする。2 授業の展開導入 土地改良前の写真から本時の問いをつかむ。展開1 資料から土地改良の様子について調べる。展開2 現地の人の自然への関わり方を話し合う。まとめ 問いについてわかったことをまとめる。1 本時(4/8時)のねらい 豊臣秀吉が行った政治を調べ、天下統一に向けて秀吉が果たした役割を理解できるようにする。2 授業の展開導入 天下人の言葉と勢力図から問いを設定する。展開1 年表や教科書で秀吉の業績を調べる。展開2 調べたことを発表し合い、板書で共有する。まとめ 天下餅のイラストに秀吉の業績を加筆する。低い土地のくらしわが国の歴史~全国統一への動き~3 主体的に問いを追究するための板書のポイント❶土地改良前の航空写真とその水路の写真を左側に掲示することで、地形と稲作の関係について問いを見いだすことができるようにします。また、年表を板書に位置づけたり、資料どうしを矢印で結んだりすることで、佐原北部の時間的な経過の視点を働かせることができるようにします。3 主体的に問いを追究するための板書のポイント❶「鳴かせてみせよう」という言葉から秀吉の人柄を想像したり勢力図を比較したりすることから、どのようにして勢力を広めたのかに着目して問いを見いだすことができるようにします。

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