書写教科の視点まとめ書きの上からペン機能でなぞり、教材文字に切り替えて比較した。青:よかったところ赤:課題「比較ツール」は、ペン機能を使って、気軽に書いたり消したりできるので、児童も抵抗なく書き込むことができ、的確に自分の課題を見つけることができた。デジタルの効果「比較ツール」は、児童が自らの学びを実感し、課題を進んで見つけて、自己調整をしていくために効果的なてだてであった。リアルの効果見つけた課題を友だちと共有して交流することで、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実につながった。・動画は穂先の動き方やしんにょうの書き方などがあり、どこに強弱をつけて書けばよいかがわかりやすかった。・「比較ツール」は、できていないところを見つけて、書き込むことができるので、とても便利だった。・最初は穂先の動きを意識して書けなかったが、動画を参考にしたり、友だちからアドバイスをもらったりしたので、意識して書けるようになったと思う。・・「比較ツール」でよくなった点や課題について着目すると、児童は自分の書いた文字の細部まで見ることができるようになっていった。・・比較の仕方に独自性やこだわりが生まれた。・・4時間めに、児童それぞれの課題を学級全体で共有して、どのようにするとよいか話し合いをした。・・話し合いでは「ああ、確かに!」「自分も同じで……」という発言があったり、「〇〇に気をつけて書けばいいんだよ」という投げかけがあったりした。 児童の振り返りから、本単元の目標に向かって主体的に取り組むことができた充実感、課題ができるようになる達成感を味わうことができたことがわかります。 さまざまなコンテンツがある中で、どのタイミングで、どんなコンテンツを活用していくのかが重要であると感じました。今回は教師の選択により、児童の学習状況に応じて動画やコンテンツを活用することに一定の成果がありました。しかし、児童がより主体的に学習をするには、自ら選択して活用する必要があります。 今後は、身につけさせたい資質・能力をより育むため、必要に応じてデジタルとリアルを児童自身が判断できるようになることを目ざしていきます。9「比較ツール」でより深い学びへ課題を共有して、解決策を話し合おう3・4時間めの実践児童に感想を聞いてみましたさいごに
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