教育情報誌 学びのチカラ e-na!! vol.9 (小学校版)
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点□□田哲男4231ポリ袋(90㍑)または新聞紙を敷く□□□□12教 科 の視書 写文教大学 講師 荻 各教科において、「学びに向かう力」を醸成するための指導が欠かせません。いわゆる生活指導としての学習環境と捉え、「目標達成」に近づくための整備を繰り返すことで、児童が学びやすく、意欲をもって課題に取り組むことができるでしょう。ここでは、書き初め指導を通して、効果的に学習するための「学習環境の整備」についてご紹介します。墨池(硯)、筆を置く下敷き、文鎮を用意する教材文字、書き初め用紙を準備する・ビニールシートより下 地が凸凹になりにくく、ゴミ袋としても活用できます。・限られた自分のスペース内で学習環境を整えます。・教材文字は下敷きの横(墨池の反対側)に置きます。・新聞紙の下に書き初め用紙を置き、書き終えたら新聞紙の中に入れます。新しく書く時は下から取り出すようにします。・雑巾や新聞紙を敷いて墨がこぼれないようにしましょう。・墨池の向きも確認するように伝えましょう。・下 敷きは墨 池の横に置きます。・文鎮は数により配置が異なるので配慮が必要です。効果的に学習するための「準備」を整える 学習が成立する要件として最も重要なことは、学習用具や学ぶ場が整えられることです。特に小学校段階で、学習する環境を整える力が獲得できれば、その後の学習に大きな効果が期待できるでしょう。「学習環境の整備」による学びに向かう力の醸成

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