教育情報誌 学びのチカラ e-na!! vol.9 (小学校版)
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1ほごし古紙2文教大学 荻田哲男先生「文字を正しく整えて書ける能力の獲得」を意識させたい。書き初め学習の意義は、日本の伝統文化を学ぶ機会としてだけでなく、今回ご紹介した「学習環境の整備」という視点や、国語学習の根幹をなす重要な学習活動であるということを改めて意識して取り組んでください。 ICTを活用とした学び方の変革期のなかで、「文字を手書きすることの大切さ」13※ 反古紙:書き損じや練習後の用紙のこと。 筆の墨を落とす墨を処理する・反を使用し、筆を紙と平行に回しながら墨を丁寧にぬぐいます。・筆をしごいたり、バラバラになるまで拭き取らないように注意しましょう。・反古紙は活用できる場面も多いので常に書写バッグの中に入れておきましょう。・反古紙を四つ折りにします。・墨池に残った墨は容器に戻さず、反古紙を中に入れて墨を吸わせましょう。・処理の済んだ筆は「筆巻」にしまいましょう。・蓋を閉めたらビニール袋やチャック付き保存袋に入れて、墨が垂れないようにしましょう。次回の学習を意識した「片づけ」を実践する 片づけにおいていちばん大切なことは、家に帰ってから墨池や筆を必ず洗うことについて、家庭への協力依頼を徹底することです。

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