「考える時間」を楽しむ授業デザイン教科の視点 社会❷相手のカードを順番に1枚引いて、自分のカードとの関連を見つけられた場合は、その理由を発表してカードを中央の場に出しましょう。❸ゲームを続けて、早く手札がなくなった人から特集11❶自分たちのカードをシャッフルして、全員のカードが同じ枚数になるように配ります。 ※関連させるのは2枚以上でも可とします。注意 「性別が同じ」など、歴史的な視点ではない内容で関連づけをしないように共有する。 「活躍した時代が同じ」や「寺(世界遺産)を建てた人物」などの関連を見つけていきましょう!1位、2位…となっていきます。授業② 実際に使用したクロスワードクロスワードのデータはこちらから授業③ 実際に使用したカード解答者「あなたは文章を書くことが得意でしたか。」出題者「いいえ、違います。」解答者「あなたは●●ですね。」出題者「はい、そうです。私は●●です!」C歴史カードバトルにチャレンジ! 最後に、歴史上の人物についてつながりを考えさせるゲームを行います。 今回は、歴史学習の導入の授業事例を紹介しましたが、その他の授業においても、ワークシートの工夫や単元における発問を工夫することで、生徒の動機づけや思考を揺さぶり、学びに見通しをもたせながら学習効果を高めていくことができたと感じています。具体的には、「知識を問う」発問と、「認識と事実の差を問う」発問を意図的に使い分けて動機づけを行い、生徒が社会的な見方・考え方を働かせて、課題を追究したり解決したりする学習課題を設定してきました。こうした学びのプロセスを積み重ねることで、深い学びへとつながる実践として成果があったと思います。そして、授業において生徒が小学校との学びをつなげられた時、さらに学習への意欲が加速することも感じることができました。学びを振り返ってA歴史の人物を紹介しよう!カードにある情報や自分の知識をもとにその人物について出題します。出題者「私は鎌倉幕府のあとの室町幕府の将軍として活躍しました。」出題者「また、京都に金閣寺を建てました。」B質問してその人物を見破ろう! 次は、解答者が質問をしながら、その人物を当てるゲームを行います。解答者「あなたは、●●時代の人物ですか。」出題者「はい、そうです。」授業② 歴史人物クロスワードに挑戦! 小学校で学んだ42人の歴史上の人物を思い出し、その人物をクロスワードに当てはめていきます。その際、その人物の功績について対話をしながら行うことで、充実感を得ることもできます。授業③ 歴史人物カードゲームに挑戦! 歴史上の人物を思い出したところで、その人物についてA~Cの異なるレベルのゲームに挑戦します。3種類のゲームで大切なことは、その人物について言葉で伝えさせたり、つながりをもたせたりすることです。ゲームの要素を入れることで、歴史学習への意欲も高まり、その後の学習への興味をもたせます。ー
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