教育情報誌 学びのチカラ e-na!! vol.8 (中学校版)
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Q夏休みには生徒と直接話す機会をもつことが難しいのですが、191学期で育てた「話す」力が落ちないか心配です。おわりにe-na!!バックナンバー 一覧はこちらvol. 7 (2024年10月) 教科の視点(英語)忙しい先生のためのChatGPT 活用法(岩瀬俊介)vol. 6 (2024年4月) 教科の視点(英語)生徒の「やってみたい」を活かす授業づくり(工藤琴子) 近頃はどの教科書も二次元コードからアクセスできるコンテンツが充実しているので、小学校で使われている教科書の音声・動画・ワークシート等もチェックしてみるとアイデアが浮かぶかもしれませんよ。 小学校で触れてきた内容と中学校での学習内容がつながっていることを生徒に感じてもらうことも大切ですね。小学校で使用されている教科書の紙面を映したり、二次元コードからアクセスできる音声・動画を活用したりして復習するのもよいと思います。各単元の新出文法に関連する箇所を復習してから中学校の学習内容に入っていく方法も考えられます。 音声から入るアプローチは崩さないようにしつつ、生徒の様子を見て、つまずいているところを念入りにフォローしましょう。 夏休み中にリアルタイムで話すことが難しいのであれば、タブレット端末を用いて動画を送ってもらい、フィードバックを返すことは可能です。 「話す」力を蓄えるためにインプットの機会を意識してもたせることも大切です。教科書の二次元コードからアクセスできる音声・動画やタブレット端末を活用しましょう。教科書本文の音読に、暗誦できるくらいしっかり取り組ませるのも効果的です。 余力のある生徒には、本文の一部を入れ替えて自分のことを話す練習をさせるのもよいと思います。その際には、夏休み明けの音読テスト実施を事前に予告しておきましょう。 3で過去形を学習するので、夏休みの課題として英語 e-na!!の「教科の視点(英語)」では『ONE WORLD』以Webでバックナンバーをご覧いただけますので、こちらもあわ または、話すことにこだわらず、長期休暇だからこそ書く活動を行わせるという視点もあります。 『ONE WORLD』をお使いであれば、1年生のLesson で日記を書かせるというのも考えられます。外の教科書でも使える授業の工夫例をご紹介しています。せて日々の授業の参考になりましたら幸いです。 少しでもより効率的な授業準備とより学びの深まる授業実践に繋がることを願っております。

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