点画の変化連続省略連続筆順の変化※1 線から線へ、点画から点画へ、文字から文字へと移る際の気持ちのつな教科書の運筆動画を活用するとよいでしょう。がりのこと。(教育出版『中学書写』教科書 p.41)「まなびリンク」から動画が視聴できますp.48・49『平和』p.68・69『深緑』13 「連続」の筆使いのポイントは、次の点画に向かう際に方向転換が必要でも、筆の軸はそのままということです。すると、自然と筆圧によって筆をコントロールする意識が芽生え、筆脈※1が出てくるでしょう。 実線での連続が難しい場合は、「筆脈の意識があれば大丈夫。」とアドバイスしてあげましょう。 言葉で伝えるときに略語を使うように、文字でも骨組みの複雑な部分を省略し、単純化することがあります。 「省略」は、速書きに有効な行書の特徴といえます。楷書『和』の「のぎへん」、5 画めにある点など、「どの点画が『省略』されているのか」ということを生徒に理解させましょう。 「変化」には、「点画の変化」と「筆順の変化」があります。 右払いの終筆が止めになる「変化」は、文字の最終画にくることが多いので、筆圧を徐々に強めながら、ゆっくりと運筆しましょう。楷書の「いとへん」の 4〜6 画めにみられる「筆順の変化」は、「速く書きたい!」という思いが生んだ「変化」を生徒が味わえるように運筆させたいですね。行書学習のポイントをおさえましょう書き初め指導にあたる前に、行書学習のポイントを振り返りましょう。連続省略変化
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