「Teach U 特別支援教育のためのプレゼン教材サイト」よりこちらからダウンロードしてご利用いただけます。 一人ずつに配付をし、発表や話し合いの際に、互いの思いに共感し合ったり、更に意見交換をしたりするときに提 示することで 役 立ちます。また、白紙のカードも準備すると、選択肢にない気持ちを書いて提示することもできます。 シートの中央に指を置いて、そのときどきの気持ちの移り変わりを話しながら、スイッチを切り替えるような動作で指を動かします。楽しみながら活動時の気持ちを振り返ったり、心の葛藤を表現したりすることができます。業中の発言を受けとめ、解釈してやりとりすることで、より子どもの心の中が見えてきます。補助自我を支える(代弁的・翻訳的支援) 心理劇(サイコドラマ)を応用した役割演技を考案し、取り組みました。通常の役割演技とは違い、全員が何かしらの役をします。例えば演技が苦手な子どもは椅子や壁、教室の黒板の役などになりきります。教師は黒子役となり、声かけ・促し等のサポートをします。そこから客観視した意見が出ることで、対話や議論も盛り上がります。H I O K I ʼ s A D V I C E!がいちばん楽しみ」と心待ちにする発言を聞いたときはうれしかったです。教師が素直な気持ちや考えを伝えることも、子どもの共感を生み、ともに授業を創りあげるうえで効果的でした。 これから皆さんも素敵な授業をイメージして、アイテムを駆使し、わくわくした授業づくりに取り組んでいただければ幸いです。25ポイント 3ポイント 4子どもの内面を表現する「つぶやき」を大切に 子どもの言動は、前後のさまざまな事柄や時間軸、人との関わり、イメージなどの背景要因と関連した表出・表現をしています。 以前、授業で友達との関わりの場面を提示し気持ちを考える中で、「うーん、そうじゃないんだよな。」と発言した子どもがいました。気になってやりとりを続けてみると、うまく気持ちを伝えられず悩んでいたことが原因だとわかりました。そこでいくつかの気持ちの語彙を提示したところ、「それそれ! やっと、(自分の気持ちに合う言葉)見つかった。」と笑顔になりました。意識して授H I O K I ʼ s A D V I C E! 書くことや発表すること、考えを整理することが苦手な子どもでも、気持ちや考えを可視化して共有しやすいサポートアイテムです。子どもが作成したイラストや表現した気持ちなどを電子黒板やタブレット端末で全員に共有すると、「なるほど!」と盛り上がります。 今までの経験から、「道徳は自分の気持ちを言わなくてはいけない」と抵抗感を示す子どもと出会うことがありました。そこで私は、発言を全て肯定的に受け止め、「○○な気持ちだったんだね。」と丁寧に返すように心がけました。また、「気持ちカード」などのアイテムの活用で「その気持ち、わかる! 自分も一緒!」とピア・サポート(仲間としてサポートすること)的な関係を築き上げることにもつながりました。「道徳の授業子どもがときめくポイントを意識しましょう気持ちカード気持ちスイッチシート気持ちの棒グラフ スライドに示された 4 種類の感情の強さを、4 段階で表現することができます。自分や教材の登場人物の、さまざまな感情が入り混じった複雑な気持ちを、可視化して共有できます。ICTを活用しましょう
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