ギターのチューニング(後編)

■ハーモニクスで合わせる

弦をフレットに押さえつけず、軽く触れるだけではじくと「コーン」という澄んだ倍音を出せるポイントがあります。この音をハーモニクス、またはフラジオレットといい、前述の開放弦よりも微妙な音程調整に使えます。

ハーモニクス奏法(動画)

① 5弦Aを合わせたら、4弦7フレットのハーモニクスを5弦5フレットのハーモニクスに合わせる

② 3弦7フレットのハーモニクスを4弦5フレットのハーモニクスに合わせる

③ 2弦は開放弦の場合と同じ方法か、あるいは2弦5フレットのハーモニクスを3弦9フレットのハーモニクスに合わせる

④ 1弦7フレットのハーモニクスを2弦5フレットのハーモニクスに合わせる

⑤ 6弦5フレットのハーモニクスを5弦7フレットのハーモニクスに合わせる

ハーモニクスで合わせる(動画)

■弦を押さえて合わせる

① 5弦Aを合わせたら、4弦の開放弦を5弦5フレット音に合わせる

② 3弦の開放弦を4弦5フレットに合わせる

③ 2弦の開放弦を3弦の4フレットに合わせる

④ 1弦の開放弦を2弦5フレットに合わせる

⑤ 6弦5フレットを押さえた音と5弦の開放弦の音が同じになるように6弦を合わせる

弦を押さえて合わせる(動画)

チューニング時は、必ず低い音程から弦を巻き上げていく方法で合わせましょう。弦は徐々に緩んでいくので、弦を緩めて音程を合わせるよりも、弦を締めて音程を合わせた方が、音程はより安定します。

⇨演奏の準備

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