27 紙面でもデジタルの画面上でも、見やすく、読みやすいユニバーサルデザインに配慮したオリジナルフォントを使用しています。 「話すこと・聞くこと」「書くこと」の単元では、学びのステップを常に確認できるように、「学習の進め方」の欄を設けました。子どもが学習の見通しをもち、本時で何を学習するのかがわかるように配慮しています。 表紙は堅牢で環境に配慮した特殊コーティングを採用、紙は軽量ながら裏移りしない再生紙を使用、印刷は植物を原料とした植物油インキを用いています。 製本は、長期間の使用に耐える堅牢な方式を採用しています。 活字は、文字としての美しさを考慮しながら、読みやすく、力強い教科書体を用いました。また、巻末の 漢字一覧で掲出している硬筆体は、書写教科書の筆者の字を使用し、学習上の関連を図っています。 色調のバランスだけでなく形のうえでも区別しやすいように配慮したり、色による指示を含んだ設問や色に基づく活動を避けたりしています。色覚の特性を踏まえた、より多くの人に見やすいカラーユニバーサルデザインに配慮しています。 子ども一人一人の実態に応じた学びが可能になるように、さまざまな工夫を施しています。 「読むこと」教材の「学習のてびき」では、学習活動を支える、思考ツールや図解、子どもの反応例などを下段に掲載しています。 「話すこと・聞くこと」教材、「書くこと」教材では、文型・話型や学習用語などの汎用的な知識を「大事な言い方」や引き出し線で取り立てて示しました。さらには巻末に一覧を示すことで、実際の使用場面と体系的なまとめとを行き来しながら、そのはたらきや効果を確かめることができます。 このような仕組みにより、学んだことを他の学習場面でも生かせるようにしています。 違和感のある交ぜ書きをできるだけ避けるように配慮しています。上位学年の漢字であっても、過度な負担とならないよう配慮しながら、適宜振り仮名を使用して熟語で示しています。五上p126『方言と共通語』オリジナルフォントの使用特別支援教育への配慮表紙・用紙・印刷製本教科書体・硬筆体カラーユニバーサルデザイン個別最適な学びの実現に向けて交ぜ書きの回避
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