本 2いている点です。よい持ち方のイラストや写真を見せて指導するだけではなく、子どもが自ら指を動かし、確かめながら低学年だけでなく、高学年においても、指を動かしながらフィッティングしますので、すべての学年で活用できます。次に「よいしせいのあいことば」について。文字を書くときは手や腕をなめらかにゆっくり動かすとよいですが、体幹でしっかり保持することで、運筆が安定します。体幹は肩から腰までの胴体の部分を指します。文字を書くときの姿勢デジタルペンで書くときも同様に、体幹の一部である腰を起こして座る姿勢を整えることで、学習の効率が向上します。よい持ち方を見つけ出す活動を提案しています。は腰の位置が重要になります。特に、腰に注目した合い言葉「こしぴん」は大切です。背中だけぴんと伸ばしても、腰を丸めたままですと、書けたとしても読みやすい文字は書けません。毛筆で書くときや、タブレットを指で操作するとき、書で扱っている「えんぴつのもちかた」の特長は、合い言葉にそって指を動かしながら、よい持ち方を導4とんここに つけるななめに神奈川県立保健福祉大学教授作業療法士1年p.7「ぱちぱち」「ころころ」「すうっ」「とん」の合い言葉で、よい持ち方を自分で確かめます。えんぴつの もちかたの あいことば笹田 哲先生
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