内容解説資料 中学理科
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グローバル化や高度情報化に伴って、これまでの社会の仕組みが変化し、人々の生活や職業の内容が変わりつつあります。その中で生きていく子どもたちが、未来に向けてよりよい社会を創っていくために、子どもたちが主体性をもって、能動的に自ら学び、自ら考えて課題を解決に導き、さらに、新たな価値を創造していくことを可能にするような教育が求められています。特に、急速に進化するデジタル革命や科学技術の進歩の基盤をなす理科教育においては、教育改革による成果に期待がもたれています。今回の教科書の作成にあたっては、それらの期待に応えるべく、さまざまな工夫を行いました。課題や問題を見つけ出し、既存の枠にとらわれずに自分を外へと拡張して、解決に向けて取り組んでいく。新しい教科書が、生徒たちの学ぶ意欲を引き出し、その結果として、高度な科学的素養を身につけることに役立つことを願っています。1947年埼玉県生まれ。お茶の水女子大学理学部生物学科卒業。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士)。専門は、細胞生物学、生化学、科学教育。2015年から2021年まで、お茶の水女子大学の学長を務める。お茶の水女子大学名誉教授。主な著書として、『ストレスの生物学』、『図解生命科学』(以上、オーム社)などがある。また、児童文学作家として『生物はみなきょうだい』、『こぐま園のプッチー』(以上、冨山房インターナショナル)などの著書でも知られる。略 歴21監修者室伏きみ子

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