withコロナ時代の国語教育 新型コロナウイルスでの休校期間は「授業の土台づくり」ができるチャンスとポジティブに捉え,「オンラインホームルーム」に取り組みました。他にも,Microsoft Teamsを活用した「自己紹介ポスター作り×オンライントークショー」,分散登校期間の授業(五上『いつか,大切なところ』)も紹介しています。対面授業であっても,オンライン授業であっても,国語科の授業で不易なものは何だと考えますか。 令和二年春,新型コロナウイルス感染防止のため新学期の登校ができなくなりました。東京都江戸川区教育委員会の企画で同区内の先生がたが,まだ一日も授業を経験していない新小学校一年生へ向けて,「ひらがな」の確かな学びを届けたいとの思いから,「おうちで動画『めざせ!ひらがなマスター』」という番組を作成・配信しました。学校再開時へのスムーズな連携を視野に入れ,黒板を用いた普段と同じような授業スタイルで,新一年生に「教室で学ぶ」「先生が説明し語りかける」雰囲気が伝わるように配慮されています。反響は大きく,今後も先を見据えたICTの活用が真剣に検討されています。 新型コロナウイルスの感染が拡大する未曾有の事態の中で,これに対応するためにさまざまな政策が実施されました。一方で,人間は大昔から感染症と戦ってきたという歴史があります。 第6学年の社会科では,政治の働きや日本の歴史を学習していきます。子どもたちにも大きな影響を与えた新型コロナウイルスについて社会科で取り上げることで,「私たちの願いを実現する政治の働き」や「歴史を学ぶ意味」について,より実感をもって考えることができるのではないでしょうか。記事では,政治単元や歴史単元と関連させて,新型コロナウイルスや感染症に関する内容を取り上げる方法を提案しています。新型コロナウイルスに関連させた社会科授業案(第6学年)国語社会書写広島大学附属三原小学校教諭 神野 幸隆ひらがな入門期 確かな学びを届けたい東京学芸大学附属世田谷小学校教諭 大島 静恵一人読みの解釈をまとめたノート学習。解釈の違いから話し合いが生まれます。江戸川区立第四葛西小学校教諭 濱田 まやはまだの視点教科ウェブサイト掲載教科のご案内おおしましずえかみのゆきたか14ウェブサイト掲載教科のご案内特集 コロナ禍を生きる
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