弦の張り方(前編)
ギターの種類によって、弦の張り方もさまざまですが、ブリッジに弦の一方を固定し、もう一方をヘッドに付いているペッグに巻き付け、ペッグのノブを回すことで音程を上下させチューニングする点はすべてのギターに共通です。
■クラシック・ギター
ブリッジの穴にネック側から弦を差し込み、押し返してブリッジの上を渡し、差し込んだ弦の下をくぐらせます。穴から出た弦の上を通るように重ね、そのまま輪に通します。
次にペッグに弦を取り付けます。ヘッドには縦長の穴が開いていて、ヘッドに対し横向きになった白い樹脂製のポスト(支柱)が見えます。このポストの穴に弦を差し込み、出てきた弦を下から上に引っ張ってきます。ネック側の弦に2~3回巻き付け、ペッグを回してポストに巻き付けてゆきます。ナイロン弦は交換してから音程が安定してくるのに時間がかかりますので、よりしっかりと巻き付けることが大切です。ペッグの穴の位置をみて、弦がフィンガーボードの上からペッグまで、よりまっすぐに、折れ曲がらない方向へ巻きましょう。高音側のプレーン弦はすべるので、巻き付ける回数を多めにした方がよいでしょう。低音側の巻弦はすべり難いので、やり方さえしっかりできていれば巻き付ける回数は2~3回と少なくても問題ありません。
クラシック・ギターの弦の張り方(動画)
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