3.学校ビオトープをつくり始める前に

〔2〕 育てる体制を検討する



 池に水を張り、幼樹を植えるなどして、野生の生きものがくらすきっかけをつくった後も、引き続き育む作業が伴ってくる。池であれば随時水を供給したり、樹林では幼樹が野草に負けないように部分的に草刈りをすることも必要となる。特に、小面 積に多様な種類の野生の生きものを呼び込もうとする場合には、状況に応じて、環境に多様性をつけるためのさまざまな作業が必要となってくる。
 こうした作業を教師だけがするのではなく、できるだけ子どもたちに関わらせたい。そのための体制を事前に検討しておくことが大切である。あわせて、学校ビオトープが時間の経過と共にどのように変化するか、さまざまな方法で記録させるとよい。

 ex.◯ビオトープ委員会を設置する。
    ◯ビオトープクラブを設置する。
    ◯学校ビオトープ内の環境ごとに、各学年各クラスが担当する。 など


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