4.学校ビオトープをつくる際のポイント

〔2〕 樹林




植樹作業

(1)4〜5の階層構造を考える

 通常、樹林は生育する植物の高さに応じて、高木、亜高木、中低木、下草など4〜5階層に分けることができる。地域の樹林に本来生える種の中から、高木だけではなく、林内に生える野草や中低木など、さまざまな植物を選定するとよい。



(2)林縁部の植生を考える

 樹林の縁は、林内にくらべ太陽の光が多く当たることから、落葉中低木やツル性の植物が藪(やぶ)をつくり、そこにはさまざまな生きものがくらしている。また、この藪は、林内を乾燥化や風雨から保護する役割も果 たしている。以上のことから、樹林をつくる場合は、その周囲に林縁部にあるような藪もつくると良い。


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