アンドロメダ姫の窮地を救い,アンドロメダ姫と結婚した勇士ペルセウスが星座になったものです。
ですが,この星座を有名にしているのは,あるいは星座自身ではなく,毎夏8月12〜13日にたくさんの流星が見られるペルセウス座流星群かもしれません。ピークのときには,1時間に50個ほどの流星が見られることがあります。しかも流れたあとに流星痕といって,飛行機雲のようなものが残ることがありますので,注目度は高いことでしょう。しかし,星座自体にも,いろいろな見所がありますので,ご紹介しましょう。星座絵をご覧ください。片手に剣を持ち,もう片手には,化け鯨を石に変えたメドウサの首を持っています。
<食変光星・アルゴル>
そのメドウサの目に当たるところに輝く星にはアルゴルという名前がついています。この星は規則正しく明るさを変える変光星ですが,変更の仕方がケフェウス型変光星とは違い,2つの星がごく近くをお互いに回り合うことで,星同士でお互いに隠し合ったり,並んで輝いたりします。この周期は70時間あまりで,2.1等から3.4等まで変化します。
<二重星団>
剣を持つ手のあたりにあるのが,hχともよばれる,散開星団が2つ並んで見える二重星団です。
肉眼でもわかりますが,双眼鏡を使うと,さらにその美しさがわかるでしょう。
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