オオシオカラトンボ【トンボ科（か）】

せい虫（ちゅう）が見（み）られるきせつ

春（はる）〜秋（あき）（5〜9月（がつ））
見（み）られる場（ば）しょ

へい地（ち）やひくい山（やま）の池（いけ）やぬま
大（おお）きさ

50〜57mm（ミリメートル）
（頭（あたま）の先（さき）からはらの先（さき）まで）
食（た）べもの

せい虫（ちゅう）：いろいろな虫（むし）

よう虫（ちゅう）：水（すい）中（ちゅう）のこん虫（ちゅう）や小（しょう）どうぶつ

体（からだ）のつくり
- ・せい虫（ちゅう）のおすは、頭（あたま）が黒（くろ）く、むねとはらがこい水（みず）色（いろ）で、せい虫（ちゅう）のめすは、頭（あたま）が黒（くろ）く、むねとはらが黄（き）色（いろ）っぽく、黒（くろ）いもようがある。めすもおすも、はねはとうめいで、はねの根（ね）もとが黒（くろ）っぽい。シオカラトンボよりもはらが太（ふと）い。
- ・たまごは、黄（き）色（いろ）っぽくて、大（おお）きさは1mm（ミリメートル）にみたない。ラグビーボールのような形（かたち）をしている。
- ・よう虫（ちゅう）は、やごとよばれる。1 れいよう虫（ちゅう）で1mm（ミリメートル）ぐらい、しゅうれいよう虫（ちゅう）で20〜25mm（ミリメートル）ぐらい。
  ぜん体（たい）てきに茶（ちゃ）色（いろ）で、体（からだ）がみじかめ。
そだちやくらし
- ・たまごは水（みず）の中（なか）にうみつけられて、たまごからよう虫（ちゅう）がかえったあと、よう虫（ちゅう）のすがたで冬（ふゆ）をこす。よう虫（ちゅう）は、水（すい）虫（ちゅう）のこん虫（ちゅう）や小（しょう）どうぶつを食（た）べる。1れいよう虫（ちゅう）は10回（かい）くらい脱（だっ）皮（ぴ）してしゅうれいよう虫（ちゅう）になり、その後（ご）、しょくぶつなどにのぼり、せい虫（ちゅう）になる。
- ・せい虫（ちゅう）が見（み）られるのは5〜9月（がつ）ごろ。へい地（ち）の水（すい）田（でん）やひくい山（やま）の池（いけ）やぬまなど、しめった場（ば）しょでよく見（み）られ、めすがたまごをうむときには、おすがめすの上（うえ）をとんで見（み）まもる。めすは、はらの先（さき）を水（すい）田（でん）などの水（すい）めんにたたきつけるようにしてたまごをうむ。