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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その1018
うえたに夫婦著「その手順にはワケがある!ビーカー君のゆかいな化学実験」(誠文堂新光社 本体:1500円)
月刊「子供の科学」に連載中の「ビーカーくんがゆく」の一部をまとめたもので,小・中学生向けのものである。化学の実験を「漫画」と「図解」と「解説」で紹介した本で,理科好きの子供にはたまらない1冊である。理科の苦手の子供にも,学校の先生の説明よりわかりやすいかもしれない(子供の上を狙った表現なので,先生ごめんなさい!)。ということで,高校生や,理科を指導する先生方にも役立ちます。
CHAPTER1「実験をする前に(実験に対する心得10カ条,安全に実験をするために,もしもの時の応急処置,ガスバーナーの取り扱いなど12の紹介)」,CHAPTER2「つくる実験(酸素の発生実験,ミョウバンの結晶生成実験,アニリンの合成実験など21の紹介)」,CHAPTER3「はかる実験(身の回りの酸化反応,液体の比重をはかる実験,指示薬が示す色とpHの関係など25の紹介)」,CHAPTER4「観察する実験(アンモニア噴水実験,ルミノール反応実験,手品のタネ明かしなど26の紹介)」,CHAPTER5「分ける実験(自然ろ過実験,赤ワインの上流実験,食塩水から純水をつくる実験など29の紹介)」,付録「用語解説」「元素周期表」「間違い探し」,COLUMN詳しい解説「つくる実験」「はかる実験」「観察する実験」「分ける実験」。