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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その1045
「指導と評価2018年10月号」 (図書文化 定価:450円)
各教科では「主体的・対話的で深い学び」を,「キャリア教育」は特別活動でという雰囲気がある。もちろん筋違いである。今号は,特集「キャリア教育と主体的・対話的で深い学び」を特集し,両者を関連的に扱う工夫と効果を論じている。さすがである。
内容の構成は次のようになっており,小・中学校,高等学校,大学&発達障害のある子どものキャリア教育の実践に役立つ情報が満載である。
「巻頭言:キャリア教育における主体的・対話的で深い学びの本質は何か」三村隆男,「学校でのキャリア教育の実践と課題」池場望,「小学校におけるキャリア教育の実践」海藤美鈴,「中学校におけるキャリア教育の実践」山田智之,「高等学校におけるキャリア教育の主体的・対話的で深い学び」千葉吉裕,「キャリア教育の視点から考えられる大学生への支援」本間啓二,「進路選択に対する自己効力感とその育成」浦上昌則,「進路相談場面でのキャリアカウンセリング理論の活用」下村英雄,「発達障害のある子どものキャリア教育」横山明子。
連載記事も「教師力アップセミナー・学級経営」白鳥信義,「新教育課程の評価を考える」鈴木秀幸,「特別支援教育に生かすペアレンティング」上岡勇二,「成熟した学習者をめざして・仲間と学ぶ」舘岡洋子,「教育統計・測定入門」服部環など,いつものように充実している。