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書評:小島宏の気になる1冊その1077

国立教育政策研究所「小学校初任者教員・これだけは押さえよう!~生徒指導,はじめの一歩~」(http://www.nier.go.jp/shido/shonin_s.pdfから直接ダウンロードできる。)


 初任者の先生が,うっかりして,生徒指導(生活指導)に失敗しないように,ポイントを絞って解説した「すぐれもの」です。これを,週案に挟んでおいて,さらに新しいことを学んだら貼り込んで,自分専用の「生徒指導ノート」を作成してみたらいかがでしょうか。

 この資料は,1章「児童が自ら進んで学び,共に生活する学級になっていますか?」,2章「児童を進んで観ていますか?」,3章「報告・連絡・相談を進んで行っていますか」で,各章は「全体的な説明」&「例を挙げて具体的な説明」&「全体をまとめたポイント」という構成で,10頁の小粒であるが「ピリッと辛い」すぐれものです。

 最後の「この冊子のねらい(初任者が押さえたい3つの行動<1児童が主体的に学び,共に生活できるように働きかける><2一人一人の児童としっかり向き合う><3チーム学校の一員であることを自覚する>)」と。もっと学びたい人のための「参考資料等」も紹介されています。

 先輩教師に相談したり,指導をいただいたりして,少しずつ学び続けてください。