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教育研究所

書評:気になる1冊1092

「PRINCIPAL月刊プリンシパル2018年12月号」 (学事出版 本体:740円)


 知り合いの校長先生から「校長としてどう考えどう行動したらよいだろうか」,「さて校長講話をどのように...」と,悩んだときに,本誌を開いてヒントを得ていると伺った。

 道徳科が実施されて早1年(小学校は1年目,中学校は次年度から),学校現場はいまだに悩んでいる向きがある。それに対応したのが,本誌の今号の特集は,「特別の教科 道徳の充実」である。

 論文「考え,議論する道徳の授業実践を可能とする指導課程編成の視点」香川大学教授齋藤嘉則&「主体的・対話的で深い学びのできる子どもを育てる道徳」麗澤大学准教授鈴木明雄,例話「道徳における子供を認め,励ます言葉」山口市立上郷小学校長坂本哲彦&「予測困難な未来社会を生きる力と道徳校育」一宮市立浅井中学校長山田貞二&「家庭道徳のススメ~連携から協働へ~」新潟市総合教育センター指導主事尾身浩光。

 連載の「校長学コーナー」では,妹尾昌俊「企業に学ぶ学校マネジメント」,高階羚治「新学習指導要領の導入・実践のポイント」,小松郁夫「小松郁夫の教育直言」などと,今号も充実している。

 また,「学校講話関係コーナー」では,原範幸「学校を変える行内研究」,秋元定憲「心がほっとするちょっといい話」,今月の例話:小学生向け・12月人権集会&2学期終業式(北島康雄),全校朝会(福田豊),冬休み前の全校朝会(原和久),中学生向け:2学期終業式(鈴木正行,伊藤勝彦),特別支援向け・2学期終業式(秋保雅保),保護者向け:PTA運営委員会(山岸一良),PTA運営員会&保護者会(原和久),教師向け:校内研修会&職員会議(北島康雄),2学期最後の職員会議(鈴木正行)も,自分流の講話づくりのヒントになる。(H&M)