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教育研究所
書評:気になる1冊1110
「教職研修2019年2月号」 (教育開発研究所 定価:1080円)
小中学校は,道徳科(考える道徳,議論する道徳,問題解決的な取り組み,体験活動,評価など)と英語(小学校3・4年の外国語活動,5・6年の外国語科,中学校の英語を使った授業展開,評価など)に戸惑っているようである。
それに呼応して,今号では,<総力特集>小・中教育課程の2大課題「2019年度の「道徳」「英語」にどう取り組むか」を設定し,以下のことを取り上げていて,自校流の特色ある授業展開の実施の参考になる。
★道徳「うまくいかなかった例で学ぶ授業改善策」島恒生,「NG例で学ぶ通知表等への記入の指導法」小野勇一,「主体性を育てる道徳科の指導の在り方」鈴木明雄,「効果的に評価を行うための留意点」富岡栄。★英「英語で授業ができる教員の不足を,自校でどう解消するか」粕谷恭子,「小学校英語のカリマネ,各パターンの利点と留意点」萬谷隆一,「小・中連携を意識した指導と評価の在り方を探る」畑江美佳。と,各学校・教師の抱いている疑問や問題点に対して多くのヒントを与えてくれる。
特別企画として,「年度初めに要チェック!教師の「見た目」―保護者・地域は教師の「何」を見ているか?」を取り上げ,「教師の信頼度は第一印象で決まる」谷澤史子,「保護者アンケート,実は先生の〇〇が気になりました......」,「教師のTPO服装術」三村千秋,「信頼され安心できる教師になるために」齋藤由紀子と,教師の「見た目」への心遣いを取り上げている。(本当は,子供が「わたしの先生はね...」と,家庭で自慢するような学級経営と,全ての子供が分かる授業をすることである。すみません,後期高齢者の余計な独り言でした。)(H&M)