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教育研究所

書評:気になる1冊1113

「リーダーズ・ライブラリー 10号」(ぎょうせい 本体:1350円)


 また!と言わないでください。今号の特集は「教師の働き方とメンタル・マネジメント」と,視点を変えて,教師の働き方改革の推進について,次のように論じている。

 インタビュー「一人一人が輝けるストレスフリーの働き方を」トップエンドレス代表取締役上田基,論考「教職の誇りと手ごたえを持てる学校へ―働き方改革の動向と課題―」迫秀一,「機能的局面と共同的局面を統合するマネジメント」浅野良一,「いま,先生のメンタルは大丈夫か?」有村久春,「今日からできるストレスマネジメント法」清水隆司。

 教育スクランブルでは,「午前中5時間制は広がるか」で,「午前5時間制の取組」目黒区立中目黒小学校が実践を,「新小学校学習指導要領に対応した教育課程の編成」石塚等が教育課程編成の立場から紹介している。このことについては,既に武蔵村山市立小学校での取り組みの実践があるが,保護者の理解,学校生活のリズムなど多角的な視点から考察することが求められる。

 連載では,SchoolManagement直言「カリキュラム・マネジメントと校長のリーダーシップ」吉富芳正,学校経営の地図「家庭や地域社会との連携及び協働」天笠茂,学校現場の人づくり戦略「次世代スクールリーダーの育成」大野祐己,教職その働き方を考える「初任者教育の見直し」高野敬三,校長室のカリキュラム・マネジメント「学校内のコミュニケーションをどう考えるか?」末松祐基,JugyouKenkyu授業力を鍛える新十二条「対話の質を捉え直す」斎藤一弥などなどで,多くのヒントが得られる。 (H&M)