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教育研究所

書評:気になる1冊1116

「東京人 tokyojin 2019年3月号」 (都市出版株式会社 定価:930円)


 本誌は書名のごとく東京をテーマにした月刊誌である。今号の特集は,「テレビアニメと中央線」で,本誌の表紙を見ただけで,ドキドキ・わくわくしてしまった。

 では,アットランダムに紹介しよう。今年3月に完成した「えいがのおそ松さん」は三鷹駅近辺で生まれた。中野駅周辺では「魔法使いサリー」「美少女戦士セーラームーン」「巨人の星」「最近,妹のようすがちょっとおかしいんだが」「天使の3P」「ルパン三世カリオストロの城」など,阿佐ヶ谷駅近辺では「おおきく振りかぶって」「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEシリーズ」「巌窟王」「宇宙戦艦ティラミス」「マクロス」「戦姫絶唱シンフォギア」「月曜のたわわ」など,荻窪駅周辺では「坂道のアポロン」「山田君と7人の魔女」「キルラキル」「恋と嘘」「宇宙船パトロールルル子」「SSSS.GRIDMAN」「装神少女まとい」「少女週末旅行」「ゆゆ式」「メイドインアビス」「グリザイアの果実」「ナイツ&マジック」「Classroom&Crisis」「いつだって僕らの恋は10センチだった。」など多い,西荻駅周辺は「しまじろうのわお!」「ゴルゴ13」など,三鷹駅周辺では「ハクション大魔王」「タイムボカン」「うる星やつら」「幽★遊★白書」「バカとテストと召喚獣」「異世界食堂」「BACCANO!」「学園BASARA」「劇場版黒子のバスケLAST GAME」「デュラララ!!×2承」「夏目友人帳シリーズ」など,武蔵境駅周辺は「少女革命ウテナ」「ハイスコアガール」など,吉祥寺駅周辺は「地獄少女」「ひぐらしのなく頃に」など,東小金井駅周辺は「ヨスガノソラ」「月がきれい」などと,あ~きりがない。

 そのほか,鼎談「手塚治虫に続け!トキワ荘のマンガ家たちが見た夢(パーマン,オバケのQ太郎,おそ松くんなど)」鈴木伸一×辻真先×辻村深月,「タツノコプロの"落とし子"たち」笹川ひろし・布川ゆうじ・大河原邦男,同期生放談「まちと沿線文化が僕らを育てた(おじゃる丸,ギャグマンガ日和,ストップ!!ひばりくん!など)」大地丙太郎・江口寿史,座談会「留学生が語る,日本のホップカルチャーの魅力」司会氷川竜介&チャン・ティ・ズイ・ゴック&劉晉源などなど,マンガ好きにはたまらない内容が満載である。 (H&M)