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教育研究所
書評:気になる1冊1123
「ひと・ゆめ hito*yume2019年28号」(ぶんけい 非売品 問い合わせ先☎058-398-1121)
学習評価の改善には,何が,どのように改善される(変更になる)のか大きな関心を持っている。
そのことについて,まず,「学習評価について,基本的なことを理解しておこう」ということで,今号の「教育ホットニュース」が取り上げ,「なるほど!」と,納得させてくれる。教育ホットニュース1「対談:2020年新学習指導要領―評価の具体はどう変わる 文科省 白井俊×梶田叡一」を学んだうえで,間もなく出る文科省「通知」を熟読すれば,子供たちの好ましい学習づくりと教師の授業改善に役立つであろう。
また,教育ホットニュース2「新学習指導要領完全実施に向けて―授業改善にのポイントはここだ!」国語(資質・能力の明確化,学習過程の工夫,他教科との関連)菊池英慈,社会(問題解決の過程,主体的・対話的で深い学びの授業改善)小倉勝登,算数(研究授業の後の協議会の進め方など)笠井健一,理科(理科の目標,授業改善のポイント)鳴川哲也も,基本的なことがきっちりと学べる。
加えて,教育リサーチ「グランド・デザインの描き方」田村学&「今,なぜ特別活動が大切なのか」杉田洋,外国語教育「移行措置期間における指導と評価のポイント」直山木綿子,教科指導「対談:どうすれば国語科の授業で考える力が高まりますか?」中村和弘×大塚健太郎なども,読みごたえがある。(H&M)