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教育研究所
書評:気になる1冊1161
公益財団法人日本教材文化研究財団「研究紀要・平成30年度48号・教育改革への提言」
令和の時代は,新学習指導要領の完全実施,まさに「教育改革」の時代である。今号の特集は「教育改革への提言」である。各氏のテーマをざっと眺めても,教育改革の視点と進め方が見えてくるような気がする。教育改革への提言の内容については,今号をクリティカル・リーディング(精読,批判的読み)してもらうことにして,目次のみ紹介する。
巻頭言「バイオテクノロジーの現場から」村上和男。
特集Ⅰ「教育改革への提言」,「探究的な学びを支援するために:海外の研究から見る5つの提言」秋田喜代美,「小学校のメディア関連領域について考える―メディア・リテラシー教育とプログラミング教育の課題」浅井和行,「社会に開かれた教育課程への改革の留意点」安彦忠彦,「今,なぜコミュニティ・スクールなのか―教育改革への提言」貝ノ瀬滋,「新学習指導要領を具体化するための課題とその方策」角屋重樹,「社会大改革の今,学校教育はどうあるべきか」亀井浩明,「学習におけるエンゲージメントとは何か」櫻井茂樹,「深い学びにおける体験活動の意義―新学習指導要領を踏まえて」佐藤晴雄,「保育・幼児教育改革とわが国と世界の教育改革」汐見稔幸,「保育の質のさらなる充実:プロセスの質の向上を目指して」砂上史子,「今回の学習指導要領の改訂の意味するもの」高木展郎,「深い学びを生み出す学びの技法20を提案する」田中博之,「俳句学習のカリキュラム構成材の探究~俳句学習の髄から改革覗く」中洌正堯,「高等学校新設科目「歴史総合」の課題と可能性」原田智仁,「子供のための「縦と横の連携」によるなだらかな接続―イギリスにおけるよう保証連携の実践事例から」堀井啓幸,「言葉踊る教育改革から心躍る学校改革へ」緩利誠。
特集Ⅱ「家庭教育の確立...全家研の運動から」,「為すことによって学ぶ「できる・する自分」育ちに寄りそって」小嶋悦子,「2020年度小学校学習指導要領改訂と市場変化について(註:改訂なら2017年3月,完全実施なら2020年度)」高橋秀幸,「よりそい」梶原美穂,「育児は育自~モニター活動で学んだこと~」下平恵美子。(H&M)