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書評:気になる1冊1176<頭のいい説明>

鶴野充茂著「頭のいい説明『すぐできる』コツ」 (三笠書房 本体:571円)


 先生に話は「長い,くどい,繰り返す」と,児童生徒からも保護者や地域の人からも「眉をひそめられる」そのものである。(私ですか? 私は無口なので必要なことも話さないので「何を言いいたいのかがわからないが,話が短くていい」と言われている)

 頭はよくなくても「分かり易い,説得力がある」話し方のコツが知りたいと,遅きに失した感があるが本書手にした。

 内容は次のような構成になっており,しかも箇条書きかつ簡潔な表現で,「そうか!」「早速試してみよう!」という「コツ」が44も詰まっている。これらを全部習得することには無理があると思われるので,通読し,これはと思った数点を実行している。

 「はじめに(説明能力がそのまま仕事の能力になる)」,1章「わかりやすい説明は結論から始まる!(大きな情報→小さな情報の順で説明する,事実+意見が説得力の基本だ,大事なことが3つありますと冒頭で大事なことを言うなど11のコツ)」,2章「頭のいい人は例外なく説明が短い!(短い文章+短い文章が分かり易いなど8つのコツ)」,3章「できる人は箇条書きで説明する!(相手がメモすることを前提に話せ,分かり易さのコツ,数値・固有名詞は書いて説明する,メリハリのコツなど7つのコツ)」,4章「いい言葉がいい人間関係を生む!(1分間で信頼される人のコツ,この人の話をまた聞きたいと思わせる心理術など7つのコツ)」,5章「信頼される人は本気の伝え方がうまい!(説明を聞いた相手が協力したくなる仕組み,存在感のある笑顔のコツ,人の心をくすぐる言葉の法則など10のコツ)」。(H&M)