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書評:気になる1冊1184< "武蔵野市民科"教員向け手引き>
「未来の創り手を育てる探究的な学び"武蔵野市民科"教員向け手引き」(平成31(2019)年3月 東京都武蔵野市教育委員会)
「武蔵野市民科」は,「社会の一員として,よりよい地域・社会づくりに参画していく資質・能力」の育成を目指している。育成する資質・能力の視点として「自立」「協働」「社会参画」を掲げ,資質・能力の3つの柱「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力や人間性等(主体的に学ぶ態度)」に対応した指導内容をあげ,「自他ともに幸福な人生の創り手へ」をねらいとしている(具体的内容は省略)。
そして,「自己・学校・地域・社会などから課題を見付け,解決に向けて取り組む学習」を展開することとし,「課題設定」→「情報収集」→「整理・分析」→「発信・実行」→「新たな課題の探究へ」→...という展開をモデル化している(具体的な展開の仕方やポイントは省略)。
Ⅰ 武蔵野市民科の概要「1目標と目指し資質・能力」「2武蔵野市民科の内容」「3指導計画作成・実施にあたっての留意事項」。
Ⅱ 武蔵野市民科の実践事例等「1実践事例(小学校6学年2事例,中学校1学年と3学年の例)」「2実践モデル案(小学校5学年3案,6学年4案,中学校1学年2案,2学年2案,3学年2案)」。
Ⅲ 武蔵野市民科の参考資料(武蔵野市民科カリキュラム作成委員会での検討資料)「1武蔵野市民科の趣旨」「2学習テーマの内容」「関連資料」「武蔵野市民科検討の経緯」。
各学校で,自校の実態や事情を踏まえた特色ある教育活動を計画し,実施する上で多くのヒントを得ることができる。(H&M)