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教育研究所

書評:気になる1冊1198<月刊プリンシパル7月号>

「月刊プリンシパルPRINCIPAL2019年7月号」(学事出版 本体:740円)


 学習指導「主体的・対話的で深い学び」,教育課程「カリキュラム・マネジメント」,評価「学習評価」が,キーポイントとして,学校・教師の関心を集め,具体的な進め方について盛んに研究され,先導的な事例が提案されている。

 今月号の特集は評価すなわち「学習評価」にポイントを置き,「学習評価・指導要録が変わる―時代が求める評価の在り方―」で,次のような視点から解明している。

 論文「時代が求める評価として機能するための観点別学習状況の評価の在り方」高木展郎&「特別な配慮を必要とする子どもの評価」岸田優代,例話「今こそ,指導と評価の一体化を」嶋田晶子&「我が校としての評価体制の構築に向けて」伊藤幸子&「指導要録記載の工夫」石鍋浩と,校内研修のポイントをつかむことができる。

 連載の今月の例話は,小学校向け<1学期終業式>我妻育子,<全校朝会>大西洋悦,中学校向け<1学期終業式>楢山聡,<全校朝会>安田公紀,保護者向け<家庭教育学級・小1保護者対象>織田澄夫,教師向け<夏休み前の職員会議>岡田守と,自分流の講話のヒントがたくさん得られる。
 その他,校長学コーナーの「学校をつくる・学校を変える~変化を起こす研究会に変える」住田昌治,「やさしくわかる学校の危機管理~地域からの苦情をなくす対応の仕方伝授」玉置崇など,学校講話関係コーナーの「校長の行う人事公表~考え方と実例~事務長と事務職員」櫻井靖久,「心がホッとするちょっといい話」秋元定憲なども,読みごたえがある。(H&M)