ホーム > 教育研究所 > 気になる1冊 > 書評:気になる1冊1207<学習評価の在り方ハンドブック>
教育研究所
書評:気になる1冊1207<学習評価の在り方ハンドブック>
「学習評価の在り方ハンドブック(小・中学校編)」(文部科学省・国立教育政策研究所教育課程研究センター HPよりダウンロード)
新学習指導要領の全面実施を目前に控え,教育課程の編成・指導計画の作成にはある程度見通しが立ってきたが,新しい指導要録に関連して,「学習評価」のことが今一つ曖昧(分からなくて)で困っているのは,我が校・私だけではないだろう(?)。
内容は,次のように構成されている。(★印は内容の要約)
「学習指導要領と学習指導要領解説○○編の構成★教師は,学習指導要領で定めた資質・能力が,児童生徒に確実に育成されているかを評価する,★カリキュラム・マネジメントの一環としての指導と評価,★主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善と評価―教師の指導改善につながるものにしていくこと・児童生徒の学習改善につながるものにしていくこと・これまで慣行として行われてきたことでも,必要性,妥当性が認めれないものは見直していくこと―」,「学習評価の基本的な考え方★各教科における評価の基本構造」「特別の教科道徳(道徳科),外国語活動,総合的な学習の時間及び特別活動の評価について★学習指導要領に示した目標や特質に応じ,適切に評価する」「観点別学習状況の評価について★知識・技能,思考・判断・表現,主体的に学習に取り組む態度の評価の方法」「学習評価の充実★学習評価の妥当性・信頼性を高める工夫の例,評価時期の工夫の例,学年や学校間の円滑な接続を図る工夫の例,主体的に学習に取り組む態度の評価のイメージ,自らの学習を調整しようとする側面の評価とは,評価方法の工夫の例」「Q&A―先生方の質問にお答えします―★1時間の授業で3観点を評価するのか,十分満足できる状況はどのように判断するのか,学習指導要領の記述が多すぎるが何とかならないか,保護者の理解を得るには,障害のある児童生徒にはどのような配慮をするのか」
なお,「学習評価の在り方ハンドブック(高等学校編)」も公表されている。(H&M)
ダウンロードはこちらから。