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教育研究所

書評:気になる1冊1211<指導と評価7月号>

「指導と評価2019年7月号」 (図書文化 定価:450円)


 今月号の特集は,前号に引き続き「指導要録の改訂(2)各教科の観点別評価」で,学校・教師が待ち望んでいた内容である。

 巻頭言「新しい指導要録を見て(★注:新しい指導要録について,クリティカル・リーディングをし,かつクリティカル・シンキングをしていて,石田先生らしい鋭い指摘には学ぶべき点が多い)」石田恒好,「国語科の観点別学習状況(中学校)」三浦登志一,「社会科の観点別学習状況(中学校)」館潤二,「数学科の観点別学習状況(中学校)」藤井斉亮,「理科の観点別学習状況(小学校)」片平克弘,「音楽科の観点別学習状況(小学校を例に)」宮下俊也,「図画工作科の観点別学習状況(小学校)」西村德行,「『家庭』の観点別学習状況(小・中学校)」鈴木明子,「体育科の観点別学習状況(小学校)」岡出美則と,観点の趣旨の理解と評価の際の若干の配慮点を知ることができる。

 連載の「小学校教育・学級担任制の良さと課題」大関健道,「生徒理解を深め,個に応じた支援を徹底した実践に学ぶ」河村茂雄,「評価基準には「どの程度か」を示す必要がある」鈴木秀幸,「ジェネリックとスペシフィックの相異を超えて(★注:generic一般的なこと,specific特定なこと)」安部明美,「授業を見る・語る・研究する」も,いつもながら学ぶことが多く見つかる。(H&M)