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教育研究所
書評:気になる1冊1219<教職研修7月号>
「教職研修2019年7月号」 (教育開発研究所 定価:1080円)
学校運営と教育活動を牽引するのは,校長の医学校経営案と教頭の学校運営案を熟読・理解したミドルリーダーの「いい意味」の忖度による行動力に負う所が絶大である。
今月号の特集1は,「ミドルリーダーの力を引き出す管理職のマネジメント―役割を明確にした「働き方改革」を乗り切り,次世代管理職へ」で,以下の事柄を取り上げている。
「ミドルリーダーの現実とこれから」畑中大路,「ミドルリーダーにこれから求められる役割とその位置づけ」末松祐基,管理としてミドルリーダーをどうフォローするか「1学校全体の業務の見直し」余郷和敏&「2管理職によるフォロー」三村千秋&「3副校長・教頭からの業務のおろし方」余郷和敏&「4主幹教諭の負担軽減」三田大樹,「ミドルマネジメントを機能させる」小高美惠子,ミドルリーダーの本音「1教頭となる日に備えて」狗飼英典&「2校務の適正な分担を!」木下美紀,「ミドルリーダーをどう意識付け,育てていくか」中山大嘉俊と,ミドルリーダーを育てる立場の人にも,ミドルリーダーとして職務を遂行している人にも役立つ。
特集2は,「<ポイント解説>指導要録・通知票の改善」と,文科省「通知」を受けて,学習評価を具体的のどう進めたらいいものかと悩んでいる学校・教師にとって,少し気が軽くなる。(本音は,もっと具体的なものが欲しいと願っている)
文科省教育課程課「新学習指導要領のもとでの指導要録」,西岡加名恵「3観点の評価のポイント」,佐藤真「通知表をどう改善するか」。
その他にも,「Q&A文教政策・学校課題要点解説」文科省,コラム「日本の教育って「ヘン」じゃない?」パオロ・マッツァリーノ,特別寄稿「医療的ケアを要する児童・生徒への対応課題」吉沢宗久,「管理職が加速させる!学校の働き方改革」藤原文雄,「法律で読み解く学校プロブレム」坂田昂,「ケーススタディ・教育法規の応用講座」菱村幸彦,「学習指導要領改訂と学校経営」天笠茂,「<深堀り・先読み>教育ニュース」渡辺敦司と,様々な視点からの情報が満載である。(H&M)