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書評:小島宏の気になる1冊その687
ジム・ドノヴァン著・弓場隆訳「何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣」(ディスカバー携書 本体:1000円)
著者は,本書に紹介していることは,理論ではなく,自分がそう考えて,それが効果のあることを身を以て証明したと自信のほどをきっぱりと明言している。その一方で,その考え方を実践し,より幸福な人生を手に入れるにはかなりの努力がいるとも,「はじめに」で言っている。
さらに,「本書の全てを疑ってかかること(クリティカル・リーディング&クリティカル・シンキング)」を勧め,何かピンとくるものがあったら,それを自分のものにしてほしいともいう。と言いつつ,本書には「私(著者)を含め,数えきれないほど多くの人の人生を高めるのに役立った考え方やテクニックのいくつかを分かち合おう」と,またまた自信のほどをのぞかせている。目次を紹介するので,内容を想像してほしい。
内容は,第1章「自分の人生に責任を持つ(変えられないものは受け入れる,自分から進んで行動する,あきらめないなど8つの考え方&テクニック)」,第2章「ポジティブに考える(自分の能力に確信を持つ,自分が手に入れたいものを知る,思い切ってやってみるなど9つの考え方&テクニック)」,第3章「目標を定める(目標の理由をはっきりさせる,目標を紙に書く,短期目標を設定するなど11の考え方&テクニック)」,第4章「行動を起こす(いますぐ行動を起こす,うまくいっているひとをお手本にする,「~しようと思う」ではなく「~する」と言う,優先して実行することを決めるなど13の考え方&テクニック)」,第5章「人との関わりを築く(約束を守る,時間を守る,すすんで人に与えるなど8つの考え方&テクニック)」,第6章「毎日を楽しむ(絶えずプラス思考を心がける,変化を受け入れる13どつの考え方&テクニック)」,第7章「夢を実現する(流れに身を任せる,問題解決に取り組むなど11の考え方&テクニック)」,第8章「より大きな成功を目指す(手に入れたいものを鮮明にイメージする,おカネとモノをコントロールするなど9つの考え方&テクニック)」,付録「(目的を見つける,行動する理由を見つける,思いやりのある行為をするなど10のExercise)」で,構成されている。
「これは使えそうだ...」と言うものがいくつもあったので,若い人たちに,自分が考え,実践したかのように語り伝えて行こうと思う。著作権侵害,特許侵害に当たるかな?!