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教育研究所

書評:小島宏の気になる1冊その688

新教育課程ライブラリーVol.4「三つの資質・能力から考えるこれからの学校経営」(ぎょうせい 本体:1350円)

 新学習指導要領の告示を受けて,今年度は周知徹底の期間である。その中に,将来予測が困難な社会を生き抜くために子供に身に付けておきたい「資質・能力」の3つの柱を,「どのように実現したらよいか?」という課題がある。

具体的には,子どもや学校等の実態に応じて,教育課程の編成・実施,指導計画の作成,授業づくりや学習評価の工夫などについて,今から準備する必要がある。本号は,それに応えようと企画されたものである。

 特に役立ちそうな内容を紹介する。巻頭言「新学習指導要領と目指すべき子ども像」牛渡淳,「資質・能力の育成とこれからの学校経営課題」露口健司,「知識・技能の習得を実現する教育活動の展開」,「思考力・判断力・表現力の育成を間座主教育活動」向山行雄,「学びに向かう力・人間性等を育む教育活動」岩瀬正司,「資質・能力の育成を実現するカリキュラム・マネジメントの実際」田村知子,「資質・能力の育成に生かす学校評価」木岡一明,資料室「小学校学習指導要領における各教科等の内容(抜粋)新旧対照表」などである。