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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その761
「信濃教育1569号(平成29年8月)」(公益財団法人信濃教育会 定価:400円)
新学習指導要領の告示以来,小学校の多くの教師(中学校英語教師も?)が「外国語活動」と「外国語科」の指導をどう進めたらよいものかと戸惑っている。勿論,文部科学省の解説書(平成29年7月発行)を読んで必死に模索しているようである。
その悩みに応えるかのように本誌の今号のテーマは,「外国語活動・英語教育の進め方」である。「理屈は分かった,では,一体どうすればいいの?」に応えるものになっている。
内容構成は次のようになっている。多少,クリティカル・リ―ディングをして,各学校の児童の実態に応じて活用し,自校流の「外国語活動・外国語教育の進め方」に活用されたい。
巻頭提言「新教育課程における外国語教育の在り方~小・中学校学習指導要領改訂のポイント~」文科省視学官平木裕。テーマ論文「小学校外国語の指導のあり方」福井大学名誉教授大下邦幸。実践報告「英語の教科化に向けた本校の取組について」北相木小学校,同「野沢温泉学園の英語学習~スカイプを活用した授業の実践から~」野沢温泉小学校宮澤宏,同「外国語活動の現状と課題」筑北小学校坂槇利通,同「新生軽井沢中学校の英語教育の取り組み~強度を知り,交流を通して国際理解を目指して~」軽井沢中学校高見澤益子,同「英語で討論しよう~即興的に表現する力を高めていくために~」信州大学附属長野中学校佐藤大樹。