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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その784
「教育ジャーナル2017年11月号」 (学研教育みらい 本体:500円)
今月号の特集「がんばれ!公立校!!」では,平成30年度から実施される道徳科の授業について,渡辺研教育ジャーナリストが「桑名市立星見ヶ丘小学校の工夫された実践」をレポートしている。
星見ヶ丘小学校では,小学校学習指導要領解説特別の教科道徳の指導法の工夫例を参考にして「考え,議論する道徳の授業づくり」を進めている。
第2特集では,「学校と地域の関係を考える」である。和田成教育ジャーナリストが,奈良市立三笠中学区CS地域・教職員合同研修会「学校と地域は,参画と協働の体制で子供たちに関わっていく」をレポートしたもので,地域に根ざした学校経営や地域の人的・物的資源の活用に役立つ内容である。
さらに,第48回博報賞の受賞者の活動の概要を紹介している。「中学校国語」上田恭子,「特別支援教育」重度・重複障害児スポ・レク活動教室「はなまるキッズ」&小西喜朗,「日本文化理解」奥出雲町文化体験実行委員会,「国際文化理解」多言語絵本の会RAINBOW,「教育活性化」大館市立花岡小&特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会&上田市立菅平小&津南町立津南小。
さらに,苦情・クレーム対応アドバイザー関根眞一の「教師のための苦情学―相手の主張を理解し,解決の糸口をつかむ」も役立つ内容である。