ホーム > 教育研究所 > 気になる1冊 > 書評:小島宏の気になる1冊その839

教育研究所

書評:小島宏の気になる1冊その839

「指導と評価2018年1月号」 (図書文化 定価:450円)


 2018年(中学校は2019年)4月から「道徳科」の授業が本格的に始まる。学校現場の関心は,授業の進め方と評価である。これに呼応するかのように今月号の特集は「これからの道徳教育と評価」である。

 巻頭言「道徳の教科化で思ったこと(今の道徳教育でかけているもの,これからの道徳教育に必要なこと)」石田恒好,「道徳教育の充実―特別の教科道徳(道徳科)の新設(新設の意義,育成すべき資質・能力など)」赤堀博行,「道徳教育とアセスメント―道徳教育を充実させるためのアセスメントの工夫(目標・道徳性・行動に関する3つの根本力のアセスメント)」押谷由夫,「道徳科の主体的・対話的で深い学び」柳沼良太,「特別の教科道徳における指導方法の工夫・留意点(プラス思考の改善,しなやかな道徳授業にする4つの着眼点など)」永田繁雄,「特別の教科道徳の評価」鈴木秀幸,「指導要録にどう記入すればよいか」石田恒好,と内容が充実している。

 文部科学省及び各教育委員会の「通知」や「指導資料」などに基づいて,チーム学校として十分研究し,取り組んでいく必要がある。