ホーム > 教育研究所 > 気になる1冊 > 書評:小島宏の気になる1冊その886
教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その886
「ひと・ゆめ hito*yume 2018SPRING」 (文溪堂 非売品)
友人を通して手に入れ毎号愛読している。今号26号の巻頭特集は,インタビューで放送作家・脚本家の小山薫堂氏で,小学校時代に先生から褒められたことが今日の作家生活につながったと,大事なことを教えられた。さらに,「くまモン」の生みの親であることを知りびっくりした。
「教育ホットニュース」は,文科省教育課程課長淵上孝×日本人間教育学会長梶田叡一×日本体育大学教授 角屋重樹の鼎談「2020年新学習指導要領 教師は何を求められているか」で,「教師の在り方」「子供の心に火をつける」「すべをもたせる」「子供が考えるきっかけ」について論じている。
「移行措置のポイントはここだ!」では,文科省教科調査官菊地英慈(国語),澤井陽介(社会),笠井健一(算数),鳴川哲也(理科)について,ポイントを簡潔に解説してある。まず概要を理解するために役立つ。
学校が悩んでいるカリキュラム・マネジメントについて「どうする?どうやる?」について,國學院大学教授田村学が事例を上げて簡潔・簡明に解説してあり,自校流のカリキュラム・マメジメントを勧める手掛かりになる。
さらに,「どうなる?どうする?小学校の外国語活動」(直山木綿子),「子供が困るとめあてが生まれる!」(田中博史),「教科横断的に言葉の力を高める」(中村和弘&大塚健太郎)なども学ぶことが多い。