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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その903
平成29年度学力向上実践推進委員会・兵庫県教委事務局義務教育課編「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくり・指導体制」(兵庫県教育委員会 非売品 HPからダウンロード可能)
本冊子は36ページのこじんまりしたものであるが,平成29年度全国学力・学習状況調査結果の課題を踏まえて,学習指導等の改善・充実のポイントを,学識経験者4名,学校長2名,教諭・指導主事国語部会5名&算数数学部会5名によって,研究し,試行し,まとめた報告書で,「具体的」かつ「明確・簡潔」で,「あしたからやってみよう!」と思える充実した内容である。
これをこのまま取り入れる,自分の工夫を加味する,参考にして更により良いものを作るなど,学校や児童生徒の実態に応じて活用できる。
内容構成は次のようになっている。
Ⅰ「調査の概要」,Ⅱ「各教科の調査結果に見られる課題と指導のポイント(小学校国語・算数,中学校国語・数学)」,Ⅲ「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくり・指導体制(社会に開かれた教育課程,カリキュラム・マネジメント,主体的・対話的で深い学び)」,Ⅳ「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業実践(小学校国語2事例・算数2事例,中学校国語2事例・数学2事例)」,Ⅴ「参考資料(移行措置の概要,義務教育課の進める学力向上資料)」及び「学びを支え高め合うモデル(学びのビジョン,学びのアクション生徒指導・学習指導,学びのリレーション校種間連系・地域連携・保護者連携)」。