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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その919
「指導と評価2018年4月号」(図書文化 本体:450円)
4月は,学級開き(学級づくり)で,担任が工夫し,苦労し,あれこれ悩む時期である。今月号は,学級づくりに焦点を当て,学級担任を様々な視点から支援する企画になっている。
特集は「学級で生活する」で,次のような構成になっている。
名古屋大学教授中谷素之「学級で生活する・学ぶ」,台東区立平成小学校特別支援教室専門員朝日朋子「小学校での児童どうしの人間関係づくり」,松本市立明善中学校教頭輿幸雄「中学校での生徒どうしの人間関係づくり」,愛知大学准教授三谷聖也「学級を観る―スクールカウンセラーによる学級不適応支援」,高岡市立こまどり支援学校教諭小西一博「あたたかい学級をつくる」,大阪教育大学附属平野小学校主幹教諭四辻信吾「子供たちの成長の先にある「理想の学級」をめざす」,栃木県高根沢町立東小学校教諭加藤恵子「学級担任の困り感をふまえた支援」,長井市立長井小学校教諭鈴木英子「学級でのトラブルに対処する」と,学級の実態に応じて活用できる情報が満載である。
新連載も始まり,「QUを活用したPDCAサイクルの推進」早稲田大学教授河村茂雄,「教師力アップセミナー」帝京平成大学教授白鳥信義,「説明文・意見文を書くことの指導」筑波大学教授島田康行,「主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくり」筑波大学附属小学校教諭夏坂哲志,「特別支援教育に生かすペアレンティング」文教大学教授・子育て科学アクシス代表成田奈緒子,「コミュニティにおけるガイダンスカウンセリングの展開」文教大学教授・埼玉県ガイダンスカウンセラー会副会長会沢信彦と,充実している。