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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その111
神谷 和宏 著 「教師のための子どもが動くコーチング50」(金子書房本体:1500円)
子どもに「主体性がない」「意欲が乏しい」「自発性に欠ける」「向上心がない」等々の悩みを持っている教師は少なくない。そして,何とかしたいと思っているが,「どうしたらよいかわからない」と悩んでいる教師が多い。
本書は,教育コーチ,心理カウンセラーとして活躍中の現職教師の著者が,自身の体験や多くの事例に基づいて書き表したもので「子どもを明るく,元気に,前向きにしたい」と模索している教師に多くの示唆を与えてくれる好著である。
Chapter1子どもが動くキーコンセプト (12のコーチング)
Chapter2子どもが動くほめ方のコツ (6つのコーチング)
Chapter3子どもの特性を伸ばす(6つのコーチング)
Chapter4子どものチャレンジに寄り添う (11のコーチング)
Chapter5見えない力を活用する(5つのコーチング)
Chapter6ことばの働きを意識する (4つのコーチング)
Chapter7教師の生き方が子どもを動かす(6つのコーチング)
章立てを見るだけで,具体的には,どのようなコーチングをするのだろうかと,中身をのぞきたくなる。構成は,見てわかり(マンガ付で分かり易くなっている),読んで納得(平易な文章で解説してある)というようになっている。