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教育研究所
書評:小島宏の気になる1冊その176
「指導と評価」特集・幼小中高をどうつなげるか2015年4月号(図書文化本体:450円)
文部科学省が,「小中連携,一貫教育」の推進について,法制化を含めて検討しているが,そのいかんにかかわらず「小中連携,一貫教育」を進めることは,児童生徒にとって重要かつ必要なことである。
本誌の今月号は,幼小中高をどうつなげたら一貫教育になるかを提言・提案している。一貫校はもとより,近隣校で一貫教育を推進している学校にとって,具体的なヒントが満載である。
小中一貫教育の成果と課題(京都産業大学教授:西川信廣),幼小中の接続の実際―広島大学付属三原学園(付属三原中学校副校長:桑田一也),小中の連携の実際―5・4制(京都市立京都御池中学校教頭:矢野保美),小中の連携の実際(横浜市教育委員会指導部主席指導主事:宮城篤),小中一貫校の実態(東京都品川区小中一貫校校長:青木経),教科の観点から見た小中高接続のあり方―英語(筑波大学付属中学校主幹教諭:肥沼則明),教科の観点から小中高の接続のあり方(千葉県野田市立みずき小学校長:大関健道)
このほか,学校の法律問題(坂田仰),道徳をこれからどう指導したらよいか(村田正実),新教育課程における教育評価を考える(鈴木秀幸)などの連載も充実している。