キタテハ
【タテハチョウ科】

しょうかい
- ①成虫が見られる季節
- 春~夏~秋( 3 ~ 4 月、5 ~ 11 月)
- ②見られる場所
- 林の近くや土手、あれ地
- ③大きさ
- 25 ~ 30 mm(前ばねのつけ根から先まで)
- ④食べ物
- 成虫:じゅえきや花のみつ
よう虫:カナムグラなどの葉 - ⑤鳴き声
- (鳴かない)
体のつくり
- 成虫は、はねの表は茶色で、黒いもようがある。はねのうらは木の皮のように見える。夏型と秋型があり、秋型のほうが、はねの表は赤っぽくなり、はねのうらはかれ葉のようになる。6 本のあしのうち、頭に近い 2 本を体にそってたたんでいるので、ふだんはあしが 4 本に見える。
- たまごは、黄緑色や緑色で、大きさは 1 mm より少し小さい。丸い玉のような形をしていて、たてに 10 本ぐらいの白いすじがある。
- よう虫は、全体的に黒っぽい体にしまもようがあって、黄色やオレンジ色のえだ分かれしたとげがたくさんある。
- さなぎは、だいたい 2 cm と 3 cm の間ぐらいで、茶色をしている。
育ちやくらし
- たまごはカナムグラなどに産みつけられて、たまごからかえったよう虫はそれらの葉を食べる。1 れいよう虫は 4 回皮をぬいで終れいよう虫になったあと、さなぎになり、成虫になる。
- 多くが成虫のすがたで冬をこして、春になるとたまごを産む。
- 成虫が見られるのは、冬をこした 3 ~ 4 月ごろと、春に産みつけられたたまごが育つ 5 ~ 11 月ごろ。林の近くや土手などで見られる。
- よう虫は、口から糸を出してカナムグラなどの葉を屋根のような形にして巣を作る。
- よう虫のとげは、ささりそうな感じがするが、さわってもいたくない。