コクワガタ
【クワガタムシ科】

しょうかい
- ①成虫が見られる季節
- 春~秋( 5 ~ 9 月)
- ②見られる場所
- クヌギのある林など
- ③大きさ
- めす 22 ~ 30 mm 、おす 22 ~ 53 mm(頭の先からはらの先まで)
- ④食べ物
- 成虫:クヌギなどのじゅえき
よう虫:くち木 - ⑤鳴き声
- (鳴かない)
体のつくり
- 成虫は、上下に平たく、体が黒っぽい。頭に大あごがあり、大あごの内側に歯が 1 対ある。めすの大あごは小さいが、おすの大あごは大きくて細長く、前方にのびている。しかし、小型のおすは大あごが小さくて内側の歯がない。おすもめすも、あしにかぎづめがある。
- たまごは、白っぽくて、大きさが 2 ~ 3 mm の丸い形をしている。
- よう虫は、白くて、頭が明るい茶色をしている。体がC字形に曲がり、体の横に茶色の点がならぶ。終れいよう虫の大きさは 30 ~ 50 mm になる。
- さなぎは、白っぽくて、はねの短い成虫のような形をしている。おすは大あごが目だつ。
育ちやくらし
- 春から秋にかけて、たまごがくち木の中に産みつけられる。たまごからかえったよう虫は、くち木を食べて、何回か皮をぬいで大きくなりながら、一度めの冬をこす。よう虫は、次の年の夏から秋に、くち木の中でさなぎになり、成虫になるが、外には出ずに、そのまま二度めの冬をこす。そして、3年めの春に、くち木の中から成虫が出てくる。
- 成虫が見られるのは 5 ~ 9 月ごろ。クヌギのある林などにいて、昼間はあまり活動しない。夜になると、クヌギやコナラなどのじゅえきに集まる。成虫は、冬をこして、2 ~ 3 年も生きることがある。