秋の天気

しょうかい
特ちょう
- 秋は、日本上空を西から東に向かってふいている風によって、日本では天気が西から東へと規則的に変化する。くもりや雨の日のあとはさわやかな秋晴れになることが多い。
- 秋は、春と同じように、短い期間でくり返し天気が変わる。
- 秋の初めには、秋雨(秋の長雨、秋りん)とよばれる、くもりや雨の日が続く時期がある。
- 秋雨と台風が重なると大雨になりやすく、災害が起こることもある。
もっとくわしく

- 秋は、へん西風(日本上空を西から東に向かってふく風)のえいきょうによって、長江流域で発生した移動性高気圧と低気圧がこうごに日本付近を通過していくため、短い周期で天気が変化する。
- 日本が移動性高気圧におおわれると、さわやかな秋晴れの天気になる。しかし、秋晴れも長続きせず、すぐに次の低気圧がやってきて天気がくずれ、くもりや雨となる。
- 秋の空は、すんでいるように感じられる。これには、秋は、日差しの弱くなっていく季節で対流が起こりにくく、風の乱れも少ないために空気中のちりが少なくなることや、夏に比べて空気中に含んでいる水蒸気の量が少なることなどが関係している。
- 秋雨は、 9 ~ 10 月にかけて現れる停滞前線によってもたらされる。この停滞前線を秋雨前線といい、秋雨前線が現れると、くもりや雨の日が多くなる。