夏の天気

しょうかい
特ちょう


- 夏は、太平洋上にある暖かくしめった空気のかたまり(小笠原気団)が最も発達する季節である。この空気が日本付近をおおうようになると、風が弱く蒸し暑い晴れの日が続くようになる。
- 夏は、もう暑日(最高気温が 35 ℃以上の日)や真夏日(最高気温が 30 ℃以上の日)、熱帯夜(夜間の最低気温が 25 ℃以上の日)といった、厳しい暑さの日が何日も続くこともある。
- 夏は、日差しが強く、気温が高いため、日焼けや熱中しょうに気をつける必要がある。
もっとくわしく
- 夏は、小笠原気団が 1 年のうちで最も発達する。そして、南側の海洋上に高気圧、北側の大陸上に低気圧がある南高北低の気圧配置(夏型の気圧配置ともいう)になりやすい。
- 南高北低の気圧配置では、小笠原気団の暖かくしめった空気が南東からの風(夏の季節風)となって日本にふく。この季節風によって、日本では風が弱く蒸し暑い晴れの日が続く。
- 夏は、強い日差しによって地表付近の空気が温められる。そして、局地的に上しょう気流が発生し、積乱雲が急速に発達することがある。
- 夏は、積乱雲によって、午後、特に夕方に一時的な激しいらい雨(夕立)や局地的大雨(ゲリラごう雨)が起こりやすくなる。